「朝マック」のソーセージマフィンを無料で客に配る原田泳幸会長兼社長(左)=東京都新宿区のマクドナルド明治通り新宿ステパ店

【古谷祐伸】日本マクドナルドは17日、朝食メニュー「朝マック」の一部商品を無料で配るキャンペーンを発表した。マクドナルドで朝食をとる人を増やすねらいだ。

 「フリーマンデー」と称し、2月4日までの毎週月曜午前6~9時に全国の店舗で実施する。初回の21日はソーセージマフィン、28日はSサイズのコーヒー、2月4日はハッシュポテトを来店者全員に配る。


 原田泳幸会長兼社長は東京・新宿の店で開いた記者会見で、「外食の経験がない人はほぼ皆無だが、朝食を外で食べる人は3人に1人。家庭やコンビニから客を呼びこむ」と強調。現在、売上高の約15%を占める朝マックの売り上げを2割まで増やす目標を掲げ、自ら客に無料で商品を渡すパフォーマンスも見せた。


 マクドナルドは昨年の既存店売り上げが9年ぶりに前年を下回ることが確実になった。収益への貢献に陰りが見え始めた「100円マック」の一部を九州など一部地域で値上げするなど、試行錯誤を続けている。